陽宅三要は清代の趙九峰老師が説いた八宅の技法で他の八宅派の理論とは異なります。陽宅三要は「門・主・炉」を男女の配合を主軸として吉方位に配置することをよしとします。
西四宅
乾坤艮兌 土と金で構成されていることから西四宅と呼ばれています。
東四宅
震巽坎離 水木火で構成されていることから東四宅と呼ばれています。
八遊星・・・・・八卦の組合せによりできる星の事です。
生気貪狼木(大吉)・・・・・・・・主に財を表します。新築の東四宅で最高の効果を出します。築年数が20年を超えた物件と、西四宅では効果が高くありません。
伏位左輔右弼木(吉凶問わず)・・・門のある方位を伏位とします。門には吉凶がありません。
五鬼廉貞火(大凶)・・・・・・・・消滅を表します。突発的な事故や怪我・病気に見舞われる方位です。東四宅で震巽離に入った場合に最も凶意が現れます。西四宅の五鬼は東四宅よりも勢いが多少落ちます。
天医巨門土(大吉)・・・・・・・・主に財を表します。西四宅・東四宅のどちらでも効果があります。この方位を主に定めると財に恵まれます。男女の配合ではないため、結婚や恋愛には不向きな方位になります。
禍害禄存土(大凶)・・・・・・・・・読んで字の如く・禍(わざわい)と害(がい)に見舞われる方位です。敵襲に在ったり、病気になったりします。西東に関わらず凶意を発揮します。
延年武曲金(大吉)・・・・・・・・主に人との和合を表す方位です。結婚や恋愛、仕事では人とかかわる職業の人に効果を出します。西四宅では最高吉となりますが、東四宅では効果が落ちます。
絶命破軍金(大凶)・・・・・・・・八遊性で最も凶意が強い星です。重い病気に見舞われます。私の経験上では鬱病の方はほとんどこの方位に寝ていました。西四宅で最も凶意を発揮しますが、東四宅でも震巽に入ると金剋木となるため、凶意が衰えません。絶対に避けたい方位です。この定位は兌宮なので7は大凶になると言うのが私の持論です。
六殺文曲水(凶)・・・・・・・・・この方位では人が怠惰になります。色情や賭博の意欲が上がると言われています。西四宅乾兌に入った場合と、東四宅坎に入った場合は特に強くなります。人が怠惰になりやすい職業においては効果を発揮します。桃花で使った場合は、有象無象が寄ってきますが、男女の配合ではないため、正しい恋愛につながりません。