滴天髄
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滴天髓 著・劉伯温
通神頌
慾識三元萬法宗 先觀帝載與神功
坤元合德機緘通 五氣偏全論吉兇
戴天覆地唯人貴 順則吉兮兇則悖
要與人間開聾聵 順悖之機須理會
理乘氣行豈有常 進兮退兮宜抑揚
配合干支仔細詳 斷人福禍與災祥
第一篇(上) 論天干
五陽皆陽丙為最。五陰皆陰癸為至。五陽從氣不從勢。五陰從勢無情義。
甲
木參天。脫胎要火。春不容金。秋不容土。火熾乘龍。水蕩騎虎。地潤天和。植立千古。
乙
木雖柔。刲羊解牛。懷丁抱丙。跨鳳乘猴。虛濕之地。騎馬亦憂。藤蘿繫甲。可春可秋。
丙
火猛烈。欺霜侮雪。能煅庚金。逢辛反怯。土衆生慈。水猖顯節。虎馬犬鄉,甲來成滅。
丁
火柔中。內性昭融。抱乙而孝。合壬而忠。旺而不烈。衰而不窮。如有嫡母。可秋可冬。
戊
土固重。既中且正。靜翕動闢。萬物司命。水潤物生。火燥物病。如在艮坤。怕冲宜靜。
己
土卑濕。中正蓄藏。不愁木盛。不畏水狂。火少火晦。金多金光。若要物旺。宜助宜幫。
庚
金帶煞。剛健為最。得水而清。得火而銳。土潤則生。土幹則脆。能贏甲兄。輸於乙妹。
辛
金軟弱。溫潤而清。畏土之多。樂水之盈。能扶社稷。能救生靈。熱則喜母。寒則喜丁。
壬
水通河。能泄金氣。剛中之德。周流不滯。通根透癸。冲天奔地。化則有情。從則相濟。
癸
水至弱。達於天津。得龍而潤。功化斯神。不愁火土。不論庚辛。合戊見火。化象斯眞。
第一篇(中) 論地支
陽支動且強。速達顯災祥。陰支靜且專。否泰每經年。天戰猶自可。地戰急如火。合有宜不宜。合多不為奇。生方怕動庫宜開。敗地逢沖仔細推。支神只以沖為重。刑與穿兮動不動。暗沖暗合尤為喜。我冲彼冲皆冲起。旺者冲衰衰者拔。衰者冲旺旺者發。
第一篇(下) 干支總論
陰陽順逆之說。洛書流行之用。其理信有之也。其法不可執一。故天地順遂而精粹者昌。天地乖悖而混亂者亡。不論有根無根。俱要天覆地載。天全一氣,不可使地德莫之載。地全三物。不可使天道莫之容。陽乘陽位陽氣昌。最要行程安頓。陰乘陰位陰氣盛。還須道路光亨。地生天者。天衰怕冲。天合地者。地旺宜靜。甲申戊寅。眞為殺印相生。癸丑庚寅。也坐兩神興旺。上下貴乎情和。左右貴乎氣協。始其所始。終其所終。福壽富貴。永乎無窮。
第二篇(上) 形象格局
一. 形象
兩氣合而成象。象不可破也。五氣聚而成形。形不可害也。獨象喜行化地。而化神要昌。全象喜行財地。而財神要旺。形全者宜損其有餘。形缺者宜補其不足。
二.方局
方是方兮局是局。方要得方莫混局。局混方兮有純疵。行運喜南還喜北。若然方局一齊來。須要干頭無反覆。成方干透一元神。生地庫地皆非福。成局干透一官星。左邊右邊空碌碌。
三.八格
傷官食神正財偏財正官偏官正印偏印為八格。財官印綬分偏正。兼論食神八格定。影響遙繫既為虛。雜氣財官不可拘。官煞相混須細論。煞有可混不可混。傷官見官最難辨。官有可見不可見。
四. 從化
從得真者只論從。從神又有吉和兇。化得真者只論化。化神還有幾般話。眞從之家有幾人。假從亦可發其身。假化之人亦多貴。異姓孤兒能出類。
五.順逆
一出門來要見兒。吾兒成氣構門閭。從兒不論身強弱。只要吾兒又遇兒。君賴臣生理最微。兒能生母洩天機。母慈減子關頭異。夫健何為又怕妻。君不可抗也。貴乎損上以益下。臣不可過也。貴乎損下以益上。知慈母恤孤之道。始有瓜瓞無疆之慶。知孝子奉親之方。始能克諧大順之風。
第二篇(中) 體用精神
道有體用,不可以一端論也,要在扶之抑之得其宜。人有精神。不可以一偏求也。要在損之益之得其中。月令提綱之府。譬之宅也。人元為用事之神。宅之定向也。不可以不卜。生時歸宿之地。譬之墓也。人元為用事之神。墓之穴方也。不可以不辨
一.源流
何處起根源。流到何方住。機括此中求。知來亦知去。
二.通關
關內有織女。關外有牛郎。此關若通也。相將入洞戶。
三.清濁
一清到底有精神。管取生平富貴真。澄濁求清清得淨。時來寒谷亦回春。滿盤濁氣令人苦。一局清枯也苦人。半濁半清猶是可。多成多敗度晨昏。
四.眞假
令上尋真最得眞。假神休要亂眞神。眞神得用生平貴。用假終為碌碌人。眞假參差難辨論。不明不暗受遭迍。提綱不與眞神照。暗處尋眞也有眞。
五.恩怨
兩意情通中有媒。雖然遙立意追陪。有情卻被人離間。怨起恩中死不灰。
六.閑神
一二閑神用去麽。不去何妨莫動他。半局閑神任閑着。要緊之場作自家。
七.羈絆
出門要向天涯游。何事裙釵恣意留。不管白雲與明月。任君策馬朝天闕。
第二篇(下)四柱總論
天道有寒煖。發育萬物。人道得之。不可過也。地道有湿燥。生成品𢑥。人道得之。不可偏也。德勝才者。局全君子之風。才勝德者。用顯多能之象。局中顯奮鬱之機者。神舒意暢。象內多沉埋之氣者。心鬱志灰。吉神太露。爭起奪之風。凶物深藏。成養虎之患。震兌主仁義之眞機。勢不兩立,而有相成者存。坎離宰天地之中氣。成不獨成,而有相持者在。强眾而敵寡者。勢在去其寡。强寡而敵衆者。勢在成乎衆。柔剛不一也。不可制者,引其性情而已矣。順逆不齊也。不可逆者。順其氣勢而已矣。能知衰旺之眞機。其於三命之奧。思過半矣。既識中和正理。於五行之妙。有全能焉。
休咎係乎運。亦係乎歲。戰冲視其孰降。和好視其孰切。何為戰。何為冲。何為和。何為好。造化起於元。亦起於貞。再造貞元之會。胚胎嗣續之機。
第三篇 徵驗
一.六親
夫妻因緣宿世來。喜神有意傍天財。子女根枝一世傳。喜神即是殺神聯。父母或興與或替。歲月所關果非細。兄弟誰廢與誰興。提用財神問重輕。
二.富貴貧賤吉凶壽天
何知其人富。財氣通門戶。何知其人貴。官星有理會。何知其人貧。才神反不眞。何知其人賤。官星還不見。何知其人吉。喜神為輔弼。何知其人兇。忌神輾轉攻。何知其人壽。性定元氣厚。何知其人殀。氣濁神枯了。
三.性情
五行不戾。性正情和。濁氣偏枯。性乖情逆。火烈而性燥者,遇金水之激。水奔而性柔者。全金木之神。木奔南而軟怯。金見水以流通。最拗者西水還南。至剛者火轉北。順生之機。遇擊神而抗。逆生之序。見閑神而狂。陽明遇金,鬱而多煩。陰濁藏火,包而多滯。陽刅局,戰則逞威。弱者怕事。傷官格,清則謙和。濁則剛猛。用神多者,情性不常。時支濁者,虎頭蛇尾。
四.疾病
五行和者。一世無災。血氣亂者。平生多病。忌神入五臟而病兇。客神游六經而災小。木不受水者血病。土不受火者氣傷。金水傷官,寒則冷嗽。熱則痰火。火土印綬,熱則風痰,燥則皮癢。論痰多木火。生毒鬱火金。金水枯傷而腎經虛。水土相勝而脾胃泄。
五.出身
巍巍科第邁等倫。一個元機暗裏存。清得淨時黃榜客。雖存濁氣亦中式。秀才不是塵凡子。清氣還嫌官不起。異路功名莫說輕。日干得氣遇才星。
六.地位
臺閣勛名百世傳。天然清氣顯機權。兵權憲府并蘭台。刃殺神清氣勢恢。分藩司牧財官和。格局清純神氣多。便是諸司並首領。也從清濁分形影。
第四篇 婦孺
一.女命章
論夫論子要安詳。氣靜和平婦道章。三奇二德虛好話。咸池驛馬半推詳。
二.小兒章
論才論煞論精神。四柱平和易養成。氣勢攸長無斷喪。煞關雖有不傷身。
滴天髄 訳・佐田龍星
通神論
三元(天元、地元、人元)の意義と法則を理解したいと思うのならば、先ず天が賦した陰陽五行の配列、精神、相剋を観察する。
大地には鋼柔があり、五行が東南西北中五つの要素に生まれて、天と合和する徳には、複雑は絡繰りに通じており、人の吉凶が五行の偏全により変わる
天を仰ぎ、地を覆うものの中で人が唯一貴い。順じて則ち吉であり、相反すれば則ち凶
要するに人間の視聴覚障害を患っているような方々の機能を開放するようなものだ。
従うか相反するかの機会を理解しなければならない
理は気や行運に乗じ常にあるものではないだろうか。進んだり後退したりは抑揚すべきだ。
干支に配合された詳細をつまびらかにする。人の災いや幸せを判断するのである。
第一篇上 論天干
甲、丙、戊、庚、壬は陽であり、最も陽は丙火。乙、丁、己、辛、癸は全て陰であり、最も陰は癸水。
甲
甲は純陽の木、春に生まれ、繁栄するには火が必要。春月生まれは金を嫌う、秋月生まれは土を嫌う。火に会えば龍のごとくに勢い良く燃える。水を得れば虎の勢いを得たかの如く剛健だ。地支に水が在って、甲と通干すれば大樹のごとく強い。
乙
やわらかい草木だが、未と丑の土を耕すことができる。丁や丙の火と会えば、その火の助けになる。湿潤な地を喜び、激しい動きを嫌う。通干し甲(亥 ・甲癸)(寅 戊丙甲)に会えば強い。逆に言うと、地支に亥と寅がないと弱いと言える
丙
猛火で、霜や雪といった水や寒さをものともしない。庚金を溶かすことができる。しかし辛には遠慮する。
命式中に土の勢いがあれば優しい。水があれば節度を表す。寅午戌が地支にそろったら、甲は力を発揮できない。
丁
柔らかい火で内性は融和を表す。乙にあえば「考」、壬にあえば「忠」となる。命式が旺じていたとしても猛烈な炎ではない。また衰退していても屈することはない。丁は母の温もりの様な優しい火だ。秋や冬といった季節を問題にしない。
戊
硬くて重い土。中正を司っている。静かに動いて整う意味を持つ。万物の命を司る。水に会えば命を生む。火が強いと病む。地支に艮(寅)坤(申)の冲があることを恐れ、湿潤を喜び、乾燥を嫌う
己
湿った土で中立を意味する。木の勢いが合っても憂慮せず、水の勢いが強くても恐れない。火が少ないのは火がはっきりしないだけである。金が多ければ金は光る。もし旺盛を望むならば、比肩劫財を求めよ
庚
庚金は最も剛健である。水を得れば清々しく、火を得れば鍛錬される。湿った土で生じられ、乾いた土が生じれば脆くなる。甲を痩せさせることができるが、乙には弱い
辛
軟弱だが、湿潤で清々しい。土の多いのを恐れる。沢山の水に会えば、国を助けることができるくらいの力を得る。生霊を救うことができる。熱は母のぬくもりの様なものだ。冬月であれば丁火を喜ぶ。
壬
大河のごとくである。金の卦を漏らす。剛の徳がある。流れは滞ることがない。癸の通根である。水の勢いは天を切り開き、地を手に入れるようなものだ。丁と干合して木となれば有情。したがって大河に合流する。
癸
十干で最も陰であり弱い。そのため天帝の帝都にすら到達できる。水に会えば、龍のごとし。上手に化けて神をも騙す。火や土を恐れず、庚金の有無を必要としない。戊に会い火を見れば象が化して眞を欺く(従勢格となる)
第一篇中 論地支
陽の地支は動きがあり且つ強い。すぐに吉凶を見ることができる。陰の地支はもっぱら静かである。ゆったりと年が経つ毎に徐々に結果が見える。
天干を剋すのは自分でどうにかできるが、地支を剋すのは急に火が出るかの如く自分ではどうにもできない。
しかし、合があれば発動しない。合が多いのは驚くべきことでもない。
生方(寅、申、巳、亥)は四庫(辰、戌、丑、未)が移動することを恐れる。敗地(四敗 子午卯酉)が冲に会う場合は、慎重に考えなければならない。
地支の冲は重篤だが、刑は効いたり効かなかったりがある。暗神である冲は合を喜ぶ。他神が我神を冲するは皆冲が起るものとする。
旺盛な地支が衰えた地支を冲したら、衰えた地支は抜け落ちる。衰えた地支が旺盛な地支を冲したら旺盛な地支は返って発動する。
第一篇下 干支総論
陰陽が順じたり逆らったりという説は「河図洛書」の流行によるものである。その理論は信じていいが、その方法だけにとらわれてはいけない。故に天地の順は純粋に旺盛に働く。天地の知恵を間違って理解して用いた場合は滅ぶ。根が有る、根が無いは論じない。天干と地支、それは天覆地載、つまり天が上から広くこの世の全てのものを覆い、地が下からこの世の全てのものを載せて支えるといった広く大きな人徳や慈愛の心と同じだ。
天干が全て同じ五行の場合で、地支に方局がある時は、地支の状態がよくなければは力を発揮できない。例えば、天干が四つの甲もしくは乙の場合で、地支に寅卯辰や亥卯未の会局があるのに、申酉がある場合は天干は地支の力を使うことが出来ない。
陽の気は、陽位陽気にあって勢いが盛んで、行程がやすらかなことであることが重要なのだ。陰の気も、陰位陰気にあって勢いが盛んであれば、再び道に再び光を還す。
地支が天干を生じる者は、地支が冲で衰退するのを恐れます。地支に合がある場合、地支は旺盛だが穏やかだ。甲申、戊寅といったものは官殺と印綬の相生したもので、また癸丑、庚寅といったものも殺と印に勢いがある。
年月から始まりの日時までの干支が良い状態であれば、長命裕福で長く窮することはない
第二篇上 形象格局
1.形象
二つの気が合して象が成る。象はこれを破らない。五気が集まれば形を成す。形はこれを害さない。
一つの気で成象された格(曲直ー木、炎上ー火、稼穡ー土、従革ー金、潤下ー水)=一気得気格 は、行運で地支が化すことを喜ぶ。化した格は勢いを必要とする。行運で地支が財と化すことを喜ぶ象意は、財星に旺盛を必要とする。成格しているものは、その余剰を損なうべきであり、成格していないものは不足を補うべきである。
2.方局
方とは方角による三合会局の事である。方局は他の合があってはいけない。三合会局に方合が混ざるのは瑕疵がある。行運で南方方位をめぐる、北方方位をめぐるのを喜ぶ。もし方局が一斉に来たなら繰り返しの無い天干を必要とする。
方合が成局し、天干に元神(用神を生じる星)が透る時、三合会局のどれかが混ざるのは福ではない。※忌神を生じるのは仇神
例
乙亥 ← 地支に亥卯未の三合会局の内の一つでもあるのはダメ
戊辰
甲寅 ← 日主甲は地支に卯寅辰の東方合がある→元神が透る
己卯
三合会局して天干に一つでも官星が通る場合、右往左往する。
例
庚申← 乙日 で 天干に庚(官殺)
丁未
乙卯← 亥卯未 の三合会局 地支に申があると 良くない
己亥
3.八格 (傷官、食神、正財、偏財、正官、偏官、正印、偏印)
財、官、印綬を偏と正に分ける。これに食神、傷神を加えて八格と定める。影響は強いが実態はない。
雑気の財官に拘ってはいけない。官殺が混ざっている場合は詳細に論ずべきである。当然、混ざることもあれば混ざらないこともある。
傷官は官をみるときに最も難しい。官を見るべきか、見ないべきか。
4.従化
真を得たものは従い、従を論ず。従神は吉も凶もある。眞を得たもの化し、ただ化を論ず。化神のための他のいくつかの言葉があります眞の従の家は有機的な人だ。うその従はその身を発べし。うその化の人もまたいいことが多い。苗字が違ったり孤児がよくあらわれる。
5.順逆
出門来は子供を見る必要がある。我が子は溝、門、閣の気が成熟している。従の子は身の強弱を問題としない。ただ我が子または子を見ることを必要とする。君子が臣下に頼るのは最も小さいことだ。母が子を産むのは天機を漏らすのと同じだ。母は子の頭が異なることを滅す。夫は何故妻を恐れたのか。君子はあらがうべからず。喜びはこぼれてしまう。臣下はこれを過ごすべからず。喜びがこぼれてしまう。母が孤独であることをしる。はじめに彼のお祝いにメロンはない。孝行息子は親の方合を奉ることをしる。よく大順の風を譜すことを始める。
第二篇中 體用精神
「道」には体と用がある。その一端だけを見るべきではない。要は扶養と抑制があり(旺の時に抑えて、弱い時に支える)、それが適宜となる。人には精神がある。偏りを求めるべきではない。要は損と益はその偏りよって起こるからである。月令者は三命の中に最も重要で気象、格局、用神,すべて提纲司令です。譬(たとえる)と宅地であり、人元を用事とする神であり、風水で言うところの定向だ。月令を論ぜずして四柱推命を使ってはならない。出生時(日柱、時柱)は帰宿、すなわち四柱推命が最終的に落ち着くところを表す。陰宅風水でいうならば龍穴である。これを論理的に話さず使うべきではない。
1.源流
根源はどこから起こるのか?何方にも別れ流れどこかに到達する。機運はこの中に求めると括られているものだ。運が来るのを知り、運が去ることも知る。
「四柱推命の根拠はどこから起こるのだろう。運命の流れは何方に流れ、いづれどこか一つの運命をたどる。人の運勢は四柱推命の中に全て括られている。四柱推命であれば、いつ発運し、いつ衰虚するのかが分かる」
2.通関
関の中に機織りの女と、関の外に牛飼いの男がいた。もしこの関を通れるなら洞窟の部屋でも入るだろう。(牛郎と織女結婚するだろうの意味)
3.清濁
そこまで到達する清らかな精神がある。それは一生の富貴を確保できる。清濁を求め清々しく流れ去れば、幸運気がくれば寒い谷にも春は訪れる。四柱推命の盤が全て濁っている人は苦しむ。命局が清いが枯れた(水がない)人も苦しむ。半分、濁り、半分、清いを良しとする。成功することもあり、失敗することもあり、平凡で一生を終わる
4.眞假
月令が最も重要で、真を求め、真の得を集める。假神は動かないが、真神は動くことを要する。眞神は従来、富貴に役に立つ。假神を使うと作業しないまま凡庸な人になってしまう。眞假はまちまちで、見分けるのは難しい。はっきりとしない場合は人生が息詰まる。暗い場合は眞を求めるが、そこに真があるものだ。
5.恩怨
仲人のような人居れば遠くなっても両想いになれる、もし離間する人居れば両想いになってとしても別れてしまい、終身怨念をもつようになる
6.閑神
神、喜神、忌神以外に残りは閑神であり。閑神が多く居て、なので一二閑神と呼ばれる。喜神を邪魔しないであればう動かすことも必要ない。普段のとき放置しますが、緊急時には自宅(自家?)周りを守る
7.羈絆(きはん)・・・足枷、心や行動の自由を束縛するもの
白い雲や明るい月関係なく、景色などを邪魔せず、一心一意に前へ進む
第二篇下 四柱総論
天の行いには寒暖がある。万物を育む。人はこれを得る。ただし過ぎたことはするべきではない。
地の行いには湿潤と乾燥がある。分類が生成さる。人はこれを得るが、何かに偏るべきではない。
生まれつき勝つ運命のもの。人生の全てが君子の風格。勝利を得、利益を得る。そういったものは明らかに沢山の星の変化を用いる。
命局中に明らかに奮や鬱の気があるものは、用神の調子がいいと息がつける。用神が埋没してしまっているものは心は憂い、灰のごとくである。吉神が多くあらわれると、争いが起き、奪略がおこる。凶星が蔵干にあるとリスクを内包していて自分に危害が及ぶ恐れがある状況になる
震と兌が主の場合は誠の仁義となる。勢いは両立せず、ただ相ができる。
坎と離は天子で、天地の中気。濁らず清らかな相が成立する。
強い星の集団は、少ない星に打ち勝つ。強い勢いは、弱い力を奪う。強い弱い、多い少ないに関わらず、勢いがどうなっているかが重要だ。
剛と従は違うものだ。制するのではなく、性情を引用するのである。
順逆も違うものだ。それらは対立する。ただその勢いに順ずる。
衰退したり旺盛になる誠の機運をよく知るべきだ。それが三命の奥義だと,おおよその見当がつく。中和の理は正しく、五行の妙であり、それが全てだ。
年ごとの吉凶は運である。冲の戦いがあったらどちらかが降りる。和を好むので、どちらかを切る。何が争いで、何が戦いで、何が和で、何が好いのか。
変化を起こすことを造る。正しい状態を起こす。再び正しい状態になることを造る。物事の始まりに加えることを継続する。
第三篇 徴験
1.六親
夫妻とは前世からの因縁である。喜神は天干に財星があることだ。子女は地支で一生を補佐する。喜神は食傷と官殺の相対する二つの相を看る。父母の興廃は歳月が明らかにし詳細は開示できない。兄弟の内、誰が興廃するのかは、財星を用いて重いか軽いかを問う。
2.富貴貧賤吉凶壽夭
何がその人の財を決めるのか。財星が巡ったときである。
何がその人の地位を決めるのか。官星が正しく発動した時である。
何がその人の貧しさを決めるのか。財星が正しく機能しないからである。
何がその人の卑賎を決めるのか。それは官星に遭わないか、巡らないからである。
何がその人の吉をきめるのか。喜神が助成するからである。
何がその人の凶を決めるのか。忌神が動きながら攻めてくるからである。
何がその人の寿命を決めるのか。性が定まっており、元気いっぱいかどうかだ。
何がその人の早死にをきめるのか。気が濁り神気が枯渇するからである。
3.情性
五気の中に極端に走りがちな心理或いは邪気がなく。性質は正しく、情は和合する。気が濁って乱れれば偏って枯れる。性質と状態は乖離し逆行する。
火烈(火)は乾燥する性質。金水に会うと激昂する。
水の流れは柔らかな性質。金や木を安らかにする。
木の南に成長し柔らかくなる。
金は水を見て流通する。
最もねじくれたものは西方の水が南へ戻ろうとする。
最も剛毅なものは、東の火であるう、北へ回転しようとするものだ。
順生するときに、撃神に遇い抗う。逆流の始まりは、閑神に遭って狂う。
陽明(寅午戌)が金に会う時、憂鬱で煩いがおおい。
陰濁(酉亥丑)が火気を帯びると、長く停滞する。
陽の月刃格、建禄格の時、その戦いはすさまじい。身が弱いときは恐れなくてはならない。傷官格は清いとはすなわち謙虚で和合する。濁気は剛毅で勇猛だ。用神が多いものは性情が通常ではない。時干が濁るものは最初は勢いがいいが、尻すぼみだ。
4.疾病
五行が和合しているものは一生災いがない。血気が多いものは病気が多い。忌神が五臓に入ると病になる。客神が六経弁証をめぐる時は災いが小さい。
木に水が足らなければ血の病に。土に火が足らなければ気の病に。金が水を傷官にするなら、冷えが強くなる。熱はすなわち痰火。火は土の印綬、熱は則ち風痰、観想は痒さ。木と火が多ければ痰炎。火と金は鬱。金に水が足らないのは腎経が虚し傷つける。水と土が強ければ脾位は漏れて病から逃れる。
5.出身
科挙の高位を受ける人の理論。これは目に触れない奥深い理論だ。清らかな気は逢魔が時に浄化を得る。であるが濁気はその中にスタイルがある。秀才とは凡庸な塵などではない。清らかな気が巡り、官を嫌い表に出さない。特別なことで功名をえるものは簡単には言えない。日干が財政を得る。
6.地位
国家内閣に入閣者は百代、伝承される。天然の清らかな気が権力を生み出す)。
兵を掌握して家の名をあげる者は、陽刃と官殺が清らかな気を保持されている。地方の長官は財星と官星が協同する。格局が清らかで用神、喜神が多い。すなわち首領である。姿に応じて清濁を分かつのである。
第四篇 婦孺
1.女命章
夫や子供を論ずるならば気勢や静なる平和が婦女の道徳であることを詳しく調べなくてはいけない。三奇(天・甲戊庚 人・辛壬癸 地・乙丙丁)や二徳(天徳貴人、月徳貴人)などはどうでもいい話だ。咸池や駅馬は話半分に推察すればいい。
2.小児章
財や官殺の精神を論ずる。四柱が平和ならば容易く養成できる。気勢が悠長で削喪がなく,星が身に傷ついてないことに関係する。